かつての文化の中心地から同心円的に、異なった方言形が分布している状態を周圏分布という。周圏分布は、新語・新表現… 続きを読む: 周圏分布/方言周圏論
カテゴリー: 日本語の構造・日本語史と方言
上田万年(うえだかずとし)
1867 − 1937。国語学者。1898 年、日本語のハ行子音が、無声両唇破裂音[p]→両唇摩擦音[f]→声… 続きを読む: 上田万年(うえだかずとし)
ア行の「オ」とワ行の「ヲ」の合流
平安・鎌倉時代には「オ」と「ヲ」は混同を起こしていたようだ。室町時代の音韻を表すキリシタン文献では[vo]がみ… 続きを読む: ア行の「オ」とワ行の「ヲ」の合流
てにをは
漢文を訓読するときに、膠着語である日本語の有する助詞・助動詞・活用語尾などを補って読み下した。漢字の左右上下な… 続きを読む: てにをは
たゐにの歌
田居に出て菜摘む我をぞ君召すと漁り追ひゆく山城のうち酔へる子ら藻葉乾せよえ舟繋けぬ 源為憲(みなもとのためのり… 続きを読む: たゐにの歌
あめつちの詞(あめつちのことば)
あめつちほしそらやまかわみねたにくもきりむろこけひといぬうへすゑゆわさるおふせよえのえをなれゐて 『源順集』(… 続きを読む: あめつちの詞(あめつちのことば)
定家仮名遣い(ていかかなづかい)
藤原定家(1162 − 1241)は、『下官集』で、「を・お/え・へ・ゑ/ひ・ゐ・い」の三種類八項目の仮名遣い… 続きを読む: 定家仮名遣い(ていかかなづかい)
ア行の「エ」とヤ行の「エ」の区別
区別のあったア行の「エ」(衣)がヤ行の「エ」(江)に統一されたらしいのは平安時代末頃で、キリシタン文献でも[j… 続きを読む: ア行の「エ」とヤ行の「エ」の区別